私たちのイタリアの家族と言うと
ノンノ(義父さん。おじいさんをイタリア語でノンノというので私もそう呼んでいる)
ノンノは4年前にノンナ(義母さん)がなくなってから一人暮らし。徒歩圏内に息子家族(だんな兄)いとこ、弟家族(だんなのおじさん、おばさん、)親戚が住んでいるので孤独と言うわけではないけれどやっぱりちょっと寂しいだろうなと思う。大きな家に一人なのでなおさら。私たち4人が滞在する間はかなりの賑やかさだけれど帰った後は台風一過のような静けさなんだろうな。
このノンノとは最近では随分家族のようになってきたなと思う。結婚したころは言葉も通じないしなんだか怒鳴られているだけにすべてが聞こえてきてイタリアに行くのがとっても苦痛だった。だけど、今はイタリアに行くのも楽しみだし、ノンノに会うのもとても楽しみ。
残念なことにお兄さん家族とはあまり交流がないのだけれど、そのかわりと言うか、おじさん家族がとても良くしてくれる。義母さんがいないので必然的に料理は私かだんながするのだけれど、こちらの家族はいつも滞在中何日か食事に呼んでくれるので私はここでイタリア家庭料理を堪能させてもらいます。
このおばちゃんは私にとってイタリアのお母さん。お母さんの手作り料理はやっぱり温かくていい~!
ちなみに。
プリモ。インゲン豆の入ったミネストラのスープパスタ。コクがあってとってもオイシイ。
セコンド。ビーフの巻き巻きしたもの(なんだそれは?)にほうれん草とポテトの付け合せ。
それと内臓の煮込み。これにパルミジャーノをかけて食べる。(デモ私はこれは駄目でした><ごめんなさい)
そしてドルチェは2種。アマレッティの入ったチョコレートケーキ。これはアーモンドの風味がタップリでおいしい。そして次のは私のだーい好きなロッチャータというお菓子。
このロッチャータはここ地元のお菓子だそうで他では知られていないらしい。生地の中にリンゴ、胡桃、レーズン、ちょこっとチョコレート、レモンゼスト、アーモンドなどなどがうまい具合に入っていてとってもおいしい。だんなと私のお気に入りということを知っていておばさんが作ってくれたんです。うれしいな~。
ここにもお孫さんが3人いるのだけどみんなオトコの子。なのでウチが行くと5人の男の子達。まだ小さいけれどこの子達大きくなったら迫力でそうだな。
ところで、あるくさんだろ。これって何のことか分かります?カタカナにすると、アルクサンダロ。実は次男君、いとこの名前をサンダロ(三太郎?)って呼んでいた。(最初はなんのことは分からなかったけれど)ほんとうはアレキサンドロなのにサンダロウ、そして歩くサンダロって・・・みんなで大笑い。
子供達もいとこと一緒に遊べて家族の安心感に包まれて。私も心が温まったな☆
イギリスは私たちにとって異国の地なので当然家族親戚は誰もいないのです。
最近それが寂しいなあと感じるようになって・・・でも今回はとてもいい気持ちにさせてもらいました。だんなを通して異国の人が親戚になるってなんだか不思議。だけれどイタリアの親戚はみんな温かった。今回の旅でとても痛感したことです。